2021.08.12
アニメ『範馬刃牙』トークショーッッ 島﨑信長「大塚芳忠さんのオリバがかわいすぎてやばい!」
アニメ『範馬刃牙』のトークショーが、去る7月8日(木)、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催されました。
同劇場で1週間にわたって開催された上映イベント「夏の初めの格闘技アニメ祭」の一環として行われたこのトークショーには、範馬刃牙役の島﨑信長さんと鮎川ルミナ役の潘めぐみさん、秋田書店の横井佑来さんが出演し、作品にまつわる濃密なトークを交わしました。
これまで2シリーズにわたって刃牙を演じてきた島﨑さんの作品愛と知識は相当なもので、元『刃牙』シリーズの編集担当で、現在は秋田書店宣伝部に所属する横井さんも「収録時に何か間違ってると島﨑さんが訂正してくれる」と全幅の信頼を寄せるほど。ふたりはイベントスタート時から『刃牙』の細かなネタを交えたトークを繰り広げます。
そんな中、島﨑さんの『刃牙』シリーズとの出会いに話が及ぶと、語られたのは中学時代のエピソード。ソフトテニス部に所属していた島﨑さんは、先輩が持ってきた単行本を読み進める内に、『刃牙』に夢中になっていったことが明かされます。「そんな自分がまさか範馬刃牙を演じることになるとは」と感慨深げな表情の島﨑さんは「(自分が演じていない、『グラップラー刃牙』1話で刃牙が飲む)炭酸抜きコーラを飲むシーンもいつかやれたら」と意欲を見せていました。
そして原作の30周年プロジェクトの話題を挟んで、Netflixオリジナルアニメシリーズとして2021年に配信されることが発表されていた新シリーズ『範馬刃牙』のキービジュアルとPVが初お披露目。ここでサプライズゲストとして鮎川ルミナ役の潘めぐみさんが登場!潘さんは新キャラクターのルミナが序盤だけの出演だったため「何言くらい喋るのかな」と思っていたそう。しかし実際はモノローグの量がかなり多く、しかも「台本を開くと『ルミナ ト書き カマキリ』という内容で驚いた」と回顧します。島﨑さんも「ルミナはずっと喋っていた」とその登場シーンを振り返り、「前シリーズの(アナウンサー役の)中尾隆聖さんのポジション」だと評していました。
また潘さんは今回の出演を機に触れた『刃牙』シリーズにすっかりハマった様子。読む前は「『刃牙』シリーズが好きな人はものを例えるのにそのネタを使いたがる」くらいのイメージだったものの、この日のステージでは「『範馬刃牙』大好きです! 想像もしなかった沼です!」と興奮気味に語っていました。
一方、島﨑さんは新シリーズについて「『親子喧嘩編』は『グラップラー刃牙』から続く親子の確執が着地点に辿り着くのですごく好き」と紹介し、さらに刃牙役として「(範馬勇次郎役の)大塚明夫さんとやり合えるし、(ビスケット・オリバ役の)大塚芳忠さんともやり合える。とんでもなくすごい大塚さんたちと戦えるというだけで天にも昇る気持ち」と語ります。今作で刃牙と激闘を繰り広げるオリバ役の大塚芳忠さんの芝居に特に感銘を受けたようで「芳忠さんのオリバがかわいすぎてやばい!」と力説し、また「今は言えないけど」と前置きしつつ、「1話から『あの方が?』という人が出演します」と意外なキャスティングが用意されていることを匂わせます。
最後の挨拶では、横井さんが「『刃牙』シリーズ30周年ということでアニメも原作も盛り上げていくので、お楽しみいただければ」と期待を煽ると、潘さんは「ルミナ役としてまさか『刃牙』シリーズのイベントに呼んでいただけるなんて思っていなかったので光栄です」と感謝し、「私は今回から『刃牙』シリーズに入ったけど、すべての真理が詰まっていると感じました。ここから入ることになる方にもぜひ観ていただきたいです」とアニメをアピールしました。
島﨑さんは潘さんの言葉を受けて「『刃牙』シリーズが日本だけでなく世界で愛されるのは、言葉や国とか超えて伝わる真理があるからだと思う。説得力がすごい」とコメント。そして新シリーズについて「(大塚)芳忠さんのオリバが最高だから。本当に最高だから」と再度観客と視聴者に訴えた上で、「少し先になりますが、『親子喧嘩編』を最後までみなさんにお届けできると僕は信じています。さらにその先の話のアニメ化もあるといいなと信じているので、今後も原作もアニメも応援をお願いします!」と呼びかけていました。